ビデオ・カメラ (評価編)：cayenne's diary：SSブログ

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ビデオ・カメラ (評価編)　[お出掛けアイテム -蓄-] [編集]

HD Memory Camera
EverioX GZ-X900

購入して以来、約2ヶ月程経ちました。
その間、お出掛けの際は必ずといってよいほど持ち歩いています。

現在の使用状況ですが…
記録レートはUXPモード(平均24MbpsVBR)のみで、記録媒体はPanasonic
の32GB(Class6)のSDHCカードを挿し、モノ撮りをメインで使用しています。
例えば、旅先で目にとまった光景を撮る…とか、山歩きでは小型三脚に取り付け
た状態で携帯し、周辺の風景や植物、自然現象などを撮る…といったような使い
方をしています。

2ヶ月程使ってみた、このカメラの評価を、ひとことで表現すると…
「この価格(購入額は約5万7千円)で、このクオリティなら文句なしの、ちょっと
特殊なビデオカメラ」
といったところでしょうか。
購入の目的だった、「画質に拘らず小型軽量で常時携帯が可能なこと」は、
ほぼクリアできていて満足しています。

詳細な評価は、ネット上に詳しい方々の情報が出ているので割愛し、上記の
ような使用方法で、良い点と悪い点をそれぞれ書き出してみようと思います。

【良い点】

■携帯性
　- フラットな形状でバッグやポケットにも収まりが良く、収納性が良い
　- 小型･軽量(約300g)で、常時持ち歩いても苦にならない

■レンズ性能
　- 期待以上の描写力に驚き

■操作性
　- シンプルな操作系で迷わない
　- 判り易いメニュー体系(個人差あり)

■画質
　- 好条件下では「おっ!」と思わせる高画質(レンズが良い?)

【悪い点】

■レンズ
　- ズーム倍率(5倍)
　- 広角側(35mm換算で動画48.5mm,静止画38.3mm)が全然足りない

■バッテリー
　- 評判通り撮影可能時間が短いです
　- チャージャーが同梱されていない

■操作性
　- 「レーザータッチオペレーション」に慣れない(使用者の問題)

■画質
　- 評判通りの低照度時撮影の画質
　- 静止画の画質が期待していたより悪かった

■手振れ補正
　- 歩行時に限ってですが、補正し切れずかなり厳しい…
　　(そんな使い方はあまりしないので気にならないのですが…)

といったところです。

上記の項目を少し補足しておきますと…

低照度時の画質についてですが、かなり厳しいです。
例えば、ちょっと暗いな?と思うような場所ではオートモードに設定してあると
シャッター速度が30分の1秒に切り替わり、不自然な映像になりますし、
AGCモードに設定している場合はnoisyな画質になります。
室内撮影が多い方や画質に拘る方にはちょっと許せない…かも…。

また、レンズも、良いレンズを使っているのですが、広角側が足りず、例えば
家族や友人知人と旅行で撮影などする場合、撮影対象者の全身を入れて
風景を…みたいなシーンを撮ろうと思うと、相当引かないと撮れないとか…
結構、苦労すると思います。狭い場所ではもう、どうにもこうにも…。
せめてワイコンが装着できれば良かったのに…。
ズーム倍率(5倍)についても多用する人には物足りないと思われます。
画が綺麗なだけに勿体無いですね…。

静止画については、同スペックのデジカメと比較すると、輪郭が甘いとか、
全体的にノイズが乗るなど、ちょっと苦しい画質ですが、こちらも"記録する"
ことを目的とすれば、一応合格点と言えるかと思います。
記念写真を撮って、プリントして保存するような使い方をされる方には、
お薦めできません。

あっ!、あと、一日中持ち歩いて撮影するような場合は、予備のバッテリーが
必須ですね。
計2個あれば何とか…。3個あれば安心…って感じでしょうか。

小型化するために結構割り切った仕様なので、万人向けとは決して言えず、
スペック的にも足りない部分が多々ありますが、メモ帳感覚で、気軽に持ち
歩けて、何時でも何処でもサッと取り出して、そこそこの画質で撮影できる
という点では、とても使い勝手の良い機種だと思います。
総合力で選択するのであれば、もう少し予算を足して、各社のフラッグシップ
機種を選ぶのが懸命かもしれないですね。