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アイガー北壁 -NORDWAND- [その他]

先日、『アイガー北壁』という独国映画を観ました。
nordwand_1.jpg
<ヒューマントラストシネマ有楽町>

なかなか山登りをテーマにした映画は無いので、必見の思いで観に行ってきました。
久し振りに良い映画を観ることができました。

内容・詳細については省略しますが、山登りを趣味とされている方にはお奨めですし、
これから始めてみたいと思っておられる方にも、ある意味お奨めの映画だと思います。

逆に、山に興味の無い人にとっては史実を元に製作されているので、米国映画のよう
なスリルやアクション、ハッピーエンドを期待して観に行くと期待外れに感じるかもしれ
ませんが、娯楽的要素も加味して多少は脚色してありますので、ストーリー自体は楽し
めると思います。

一方で、記録映画とか啓蒙映画的な要素もあって、観終えた後、決断力や状況判断
の重要さ、荷物以外に背負って登るモノはなし…とか…いろいろと考えさせられたりも
しました。

そうそう…その時劇場でちょっと意外な体験をしました。
映画を観に行ったのは平日の夕方。場所は有楽町の。
予想通りに空いていて、全席指定にも関わらず劇場中央付近の良い席を取ることが
できまして、開場と同時に着席したのですが、あっという間に周囲の席が埋まりました。
「意外に混んでる?」と思ったのですが、結局その周辺だけが埋まった形で上映開始。

面白かったのは、その客層。
大半がビジネスマン風の男性で、一人で観に来ている人が圧倒的多く、そして皆さん
山男風。
聞こえて来る会話も山に関する話題だったりとか…同じ趣味の方々の集会状態。
(観に行ったことはありませんが、仁侠映画もこんな感じ?。怖ぇ~)
そりゃそうだよなぁ~と、納得しながら観ていたのですが…。

登攀シーンは非常にリアルで、手に汗握るシーンも多々あったのですが、その時ふと、
スクリーン上の主人公達を含め、観客全員が一つのパーティーで、先を登る主人公達
を下から必死に見守り、応援している感がありありで、難所をクリアした瞬間の安堵感
が周りからも伝わって来る気がするほどの一体感を勝手に感じつつ観ていました。
他の方々はどう思って観ていたのか知りませんが…。
ちょっと、これまでに無かった体験でした。

※映画の詳細は公式ページをご覧ください。

最後にアイガー峰を訪れてから8年になります。
初めて見た時、何人たりとも寄せ付けないぞと言わんばかりのその威圧感に圧倒され、
当然、登ってみたいなんて気持ちにはならなかったのですが、その威厳のある姿に
魅了され、麓の街に滞在中、朝夕、宿のテラスからずっとずっと眺めていたことを思い
出します。

nordwand_2.jpg
(2002年6月 アイガー峰を正面に望む。メンリッヘン山側より)

nordwand_3.jpg
(2002年6月 朝日に聳えるアイガー峰。麓の街より)

満足な機材も無い時代に果敢に北壁に挑んだ先人達に敬意の念を表さずにはいらせません。


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